因島ツーリング記
こんにちは。ご縁を頂いて転職することになった私です。
有給消化で長めのお休みができたので、せっかくだしバイクでどこかに行こう。
そう考えていくつか候補地を考えたのですが、やっぱり北の方は気温的に厳しい。
そこで思いついたのが広島県尾道市・因島でした。
十数年来聴き続けてきたポルノグラフィティの聖地。
15の時に見たっきりの綺麗な瀬戸内海も見たい。
うどんも食べたい。
極力下道で行ってみようという趣旨で行ってきたツーリングの記録でございます。
朝8時頃に都内の自宅を出発して一路西へ向かいます。
厚木市までは国道246号線、そこから国道1号線へ抜けます。
15時過ぎには渚園キャンプ場に到着。
設営をしてから、焚き木を拾ったり食料調達に行ったり。
ちなみに利用料金はこの設備にしては破格の410円。
フリーサイトでしたが、バイクは乗り入れOKとのことでした。
シャワーがあったり、シーズンオフにもかかわらず快適なキャンプ場でした。
すべて自力のキャンプ飯は初めてです。
極力ゴミを出さずに美味しいものを作ることの難しさを感じました。
この日の夕飯はハンバーグとソーセージと玉ねぎをトマトソースで煮たもの。
白ご飯の炊け具合もばっちりでした。吸水時間がポイントみたい。
お外で食べるご飯はどうしてあんなに美味しいんだろう。
日の出とともに起きてしまいました。寒い。
いそいそと撤収して西へ向かいます。
名古屋のスーパー銭湯でさっぱりしつつ、浜名バイパス→名阪国道と抜けます。
浜名バイパスといい名阪国道といい、高規格道路そのものでびっくりしました。
西の方のバイパスは凄まじい。
天理から高速で和歌山に抜け、南海フェリーで徳島港へ渡ります。
人生初のカーフェリー。
テンションダダ上がりです。旅情すごいよ!
素晴らしい夕焼けを見ることができました。
コンセント完備。
キャンプ泊メインの旅行なので、とてもありがたかったですよ。
本来の予定では東かがわ市のキャンプ場に泊まる予定でしたが、真っ暗闇の恐怖に勝てず高松のホテル泊に変更。
ホテル探しから電話発信、ナビまでSiriちゃんにやってもらいました。
もうSiriちゃんなしのツーリングなんて考えられません。
この日の予報は雨。
雨雲レーダーを見るとどう頑張っても降られるようなので、意を決して出発します。
四国内で一回降られ、大三島に入ってしばらくすると本降りに。
道の駅内にある観光案内所でキャンプ場の受付を済ませ、まずはお昼ごはんです。
「お食事処・大漁」さん。
このクオリティでまさかの480円(お味噌汁入れても560円)でした。
具は新鮮だし脂が乗ってるし、これ東京で食べたらいくらするんだろう。
結局この日は比較的雨がましだった樹の下で野営でした。
目論見通り、多々羅温泉が徒歩圏内だったのが救いでした……。
さあ今回のツーリングの本山である因島観光の日です。
11時頃には天気も回復したので、お昼まで濡れたものをひたすら洗って干す作業。
ひと通り干し終えたら、しまなみ海道を通って因島に渡ります。
「Jazz up」でおなじみの土生港。
お昼ごはんは聖地ペーパームーンさんで。
左隣に座った地元のおじちゃんのおすすめでシーフードドリアでした。
チーズが香ばしくて美味しい。
お店のお母さんのご厚意ではっさく大福をごちそうになりました。
本当にはっさくが入っててびっくり。せっかくなのでコーヒーを頂きます。
その他にも、「果物むいてあげようね~」といよかんが出てきたり、「余ったから入れるね~」とコーヒーのおかわりが出てきたり、とても親切にしていただいて居心地のいいお店でした。800kmなければ通うんだがなあ……(笑)
そして右隣のおばちゃんから「うちに泊まるかい」とお誘いを頂きご厄介になることに。
島ってすげえ……(笑)
お店を出てから次なる目的地、「プラザ・オカノ」さんへ。
ボーカル・岡野昭仁さんのおじさまが経営されている写真館です。
「ロスト」にまつわるお話はなかなか涙腺にくるものがありました。
へっぽこラバッパーの私ですが、ぜひまた伺いたい場所ですね。
フィルムなどなどを買ってお暇しました。
そしてこの後、CBR125Rでいらしていた方と二人で昭仁さんの桜を見に行くことに。
青影トンネルにも行きましたよ。
とても充実した一日でした。
ペーパームーンでご一緒だった方のお宅を後にして、行き残した聖地へ向かいます。
ギター・新藤晴一さんのお兄さんが経営されていた「新藤フルーツ」さん。
残念ながらもう営業されていません。
「狼」の歌詞に出てくる折古の浜。
男なんてララララ~。
さて、後ろ髪引かれまくりですが帰路につきます。
途中「上戸うどん」さんでお昼。
麺のコシ以上に、いりこだしのパンチが印象的なうどんでした。
セルフ式に初見で馴染めてよかった……。
今夜のお宿・田ノ浦野営場。
無料とは思えないほど手入れの行き届いたいいキャンプ場でした。
東京に戻る日です。
お天気は快晴。徳島へ向かう国道11号線もとても気分よく走れました。
11:10出港のフェリーでしたので、9:30には手続きを済ませて待機。
乗船。
2等洋室でしたが、新造船だけあって清潔感のある綺麗な設備でした。
なによりびっくりしたのがお風呂。
シャワーとオーシャンビューの大浴場が24時間使い放題ってすごいです。
昼からひとっ風呂浴びて甲板でビール。至福です。
ちなみにこの夜、あまりの揺れに完全ノックダウンでマーライオンと化していました。
船酔いで吐くなんて何年ぶりだろう……。
朝5:40、有明フェリーターミナル着。
あっという間の1週間で、ほんとうにご縁に恵まれたいい旅行をさせてもらいました。
因島、また行きたいなあ。