PDA-05B導入とファーストインプレッション

買いました。

いわゆる「ディスプレイオーディオ」と呼ばれるガジェットです。
スマホをマウントすると問題になってくる「振動」と「熱暴走」。
熱暴走でナビが死ぬ現象、魔改造したスマホホルダーでもちょいちょい出てきてしまい、土地勘のない場所でこれが起きるとたまったもんじゃありません。
どうしたものかと思っていたところ、このPDA-05Bに行き当たりました。

購入の決め手
  • CarPlayが使える(絶対条件)
  • 大きすぎないサイズ感
  • 価格
  • 入手が容易(Amazonや楽天で買える)
  • 技適取得済み

他の選択肢としてデイトナの「モトスマートモニター」(未発売)が挙がりますが、ディスプレイオーディオとして7インチはでかいし、6万円オーバーの値段も高すぎます。
アリエクで同等品が1万円安く買えますが、エゴサしまくる前のめり姿勢な輸入代理店の存在もプラスに働いて、購入に至りました。

ちなみに裸で使うのもなあということで、保護フィルムを買って、手でカットしたものを貼って使っています。

ファーストインプレッション

ということで、シェイクダウンしてきました。
関越道で小出に抜け、シルバーライン経由で檜枝岐、宇都宮を通り東北道で帰宅という、650km程のツーリングコースです。
結論から言うと、「アリかナシかで言えばアリだが、そこまで人に強く勧めるものではない」という結論に至りました。


安定性

直射日光下・36℃の関越道を巡航しても熱暴走しませんでした。
PDA-05B(以下PDA)の安定性はまったく問題ないと思います。
iPhoneが熱によってスロットリングされてしまう現象は発生してしまうので、そこへの対策はPDAを導入しても課題として残り続けるということがわかりました。

ひとつ致命的な安定性関連の問題があることもわかりました。CarPlay側の安定性です。
私はYahooカーナビを愛用しているのですが、ナビ中に突然アプリがクラッシュすることが数回発生しました。

これはPDAの問題というよりはYahooカーナビの安定性の問題だと思うので、一度アプリの再インストールを試してみようと思います。
駄目そうならカーナビタイムを試してみるのも手かなあと考えています。

これについては後日改めて追記する予定です。

2023/8/8追記

Yahooカーナビの再インストールとiPhoneの再起動で、動作が安定するようになりました。
どちらが効果を生んだのかわかりませんが、なんとなくiPhoneの再起動が有効だったような気がします。

2023/9/22追記

2023年8月末のファームウェアのバージョンアップで、速度と安定性が目に見えて向上しました。
音楽の曲送りのスピードなどが特に顕著に速くなりましたし、ホーム画面(CarHome)のボタン配置もより実用的になりました。
ただ、iPhoneの電源再起動は定期的にやったほうが良さそうです。


機能性

CarPlayとPDAの設定画面を行き来できないと書いている記事がありますが、これは誤りで、「Car Home」というアプリを選択するとPDA自体のホーム画面を表示することができます。
画面輝度、Bluetoothペアリングなどの設定はこのホーム画面から行うことになります。
(前述の記事、筆者の思い込みや調査不足が原因の低評価が多く、ちょっとどうなんだろうという感じですね。)


インカムとの併用

私の環境(PDA、iPhone、SENA SRL2、SENAハンドルバーリモコン)では、フルセットで利用できることを確認しました。
色々試行錯誤しましたが、音楽の前/次トラック送り操作を使うにはヘッドセットで「2台目の電話をペアリング」からPDAとインカム間をペアリングする必要がありました。
インカムと電話のみのペアリングで運用すると、CarPlay経由での音楽再生ができないため、必ずPDAとインカム間でのペアリングが必要なようです。


電源

電源はACCもしくはUSBから取得することになります。
USBで電源を取る場合は2A以上が条件となるので、やろうと思えばモバイルバッテリーを経由させるような使い方もできそうです。
ちなみにVFRはキーオンで電源が入り、イグニッションで一度瞬断が発生するため、そこは気をつける必要があることがわかりました。これは盲点でした。

良し悪し

良いところ

  • ちょうどいいサイズ
  • ちょうどいい価格
  • 熱暴走せず、画面輝度も落ちない
  • USBから電源が取れる

悪いところ

  • ペアリングの順序やお作法がややこしい
  • 取説は日本語だが最低限の内容しかなく、試行錯誤が必要
  • 本体クレードルに電源ケーブルが固定されているため、ケーブル断線でクレードルごと交換が必要
  • 本体スピーカーが蛇足
  • 電源オンからCarPlay動作開始まで少し待たされる(30秒くらい。慣れます。)

今シーズンはあと数回ロンツーの予定があるので、使い込んで付き合い方を模索してみようと思います。